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企業の顔をデザインする!オフィスエントランスの成功事例とポイント

公開日 :

オフィスの第一印象を決めるエントランスは、来客や社員に企業の価値観を伝える重要な空間です。しかし、どのようにデザインすれば企業のブランドイメージを正しく表現し、機能性も兼ね備えられるのか悩む方は多いでしょう。

本記事では、企業理念を反映した設計の考え方や失敗しないためのポイント、費用相場、依頼の流れ、さらに実際の成功事例まで詳しく解説します。自社に最適なエントランス像を明確にして、理想の空間づくりに着手しましょう。

1.オフィスエントランスデザインの重要性

オフィスのエントランスは、企業にとって単なる出入口ではなく「会社の顔」としての役割も担います。来訪者に与える第一印象を左右するだけでなく、社員が日々通る場所であるため、組織の文化や価値観を象徴する重要な空間です。

ここでは、エントランスデザインが企業活動にもたらす具体的な効果について解説します。

企業のブランドイメージを伝えるエントランスの役割

エントランスは来訪者が最初に目にする空間であり、企業のブランドイメージを瞬時に伝える場です。

受付カウンターや壁面デザイン、サインやロゴの配置などを工夫することで、企業理念や事業内容を視覚的に表現できます。例えば環境配慮を重視する企業であれば、木材やグリーンを取り入れた自然派デザインが有効です。IT企業であれば、ガラスやメタリック素材を活かした先進的な雰囲気が適しています。

このように、デザイン要素一つひとつが「会社は何を大切にしているか」を語るメッセージとなります。ブランドイメージが正しく伝わるエントランスは、企業の信頼感を高め、採用活動や取引先へのアピールにも直結します。つまりエントランスは単なる通路ではなく、企業を象徴する「コミュニケーションツール」なのです。

来客に安心感・信頼感を与えるデザインの効果

エントランスのデザインは、来客に対して安心感や信頼感を与える重要な役割を担います

清潔で整理整頓された空間、温かみのある照明や素材は、訪れた人に「この会社は誠実で安心できる」という印象を抱かせます。逆に、暗く雑然とした空間では不安や不信感を招きかねません。例えば受付の動線が分かりやすく、丁寧に配置された案内表示があれば、来訪者は迷わずに安心して行動できます。

またデザインに一貫性があると、企業全体の信頼性を高める効果もあります。心理学的にも、人は第一印象で相手への評価を大きく左右すると言われています。洗練されたエントランスは商談や打ち合わせ前の緊張を和らげ、良好な関係を築く第一歩になるのです。来客に安心感を与えることは、ビジネスの成果にも直結する重要なポイントといえます。

社員のモチベーションや帰属意識を高める理由

エントランスデザインは、来客だけでなく日々オフィスを利用する社員にとっても大きな意味を持ちます。

美しく整えられたエントランスを通ることで、社員は自社に誇りを持ちやすくなり、帰属意識の向上につながります。特に企業の理念やビジョンを反映したデザインは「自分たちはこういう価値を大切にする組織で働いている」という意識を醸成し、モチベーションアップにも寄与します。

さらに快適で居心地の良い空間は出勤時の気持ちを前向きにし、生産性向上にも効果を発揮します。近年では従業員エクスペリエンスを重視する企業が増え、オフィス全体のデザインだけでなくエントランスにも積極的に投資する動きが広がっています。社員が誇れるエントランスは、組織文化の強化にもつながり、企業成長を後押しする重要な要素といえるでしょう。

2.失敗しないエントランスデザインのための5つのポイント

オフィスのエントランスは、企業の「顔」であると同時に、来客と社員双方に強い印象を与える空間です。しかし見た目だけを重視してしまうと、機能性が欠けたりブランドイメージが伝わらなかったりと失敗につながるケースも少なくありません。

ここでは、エントランスデザインを検討する際に必ず押さえておくべき5つのポイントを解説します。

ポイント1:企業理念を反映したコンセプト設定

エントランスデザインの出発点は「コンセプト設定」です

単におしゃれな空間をつくるのではなく、企業の理念やビジョンをどう表現するかを明確にすることが欠かせません。例えば革新性を強調したい企業であれば、ガラスや金属といった先進的な素材や直線的なデザインが適しています。逆に安心感や温かみを重視する企業であれば、木材や布素材を用いたナチュラルなデザインが効果的です。

このように、コンセプトを明確にするとデザイン全体に一貫性が生まれ、訪れる人に「どんな会社か」を直感的に理解してもらえます

さらにコンセプトは業者との打ち合わせでも重要な基準となり、方向性のブレを防ぎます。失敗しないためには、まず「私たちの会社をどう表現したいのか」という問いに答えることから始めることが大切です。

ポイント2:受付・セキュリティ・動線を意識した機能性

エントランスはデザイン性だけでなく、実用性や安全性を兼ね備える必要があります

特に受付システムやセキュリティの仕組みは、来訪者と社員双方の安心に直結する重要な要素です。例えば有人受付の場合は視認性の良い位置にカウンターを配置し、無人受付の場合はタブレット端末やQRコード認証を設置するなど、スムーズに対応できる設計が求められます。さらに入退室管理システムや防犯カメラなどのセキュリティ設備は、外部からの不正侵入を防ぐとともに、社員の安全を守る役割を果たします。

また動線設計も重要です。来訪者が迷わず受付にたどり着けるレイアウトにすることや、社員の通勤動線と干渉しない工夫が必要です。見た目を重視するあまり利便性を犠牲にしてしまうと、日常のストレスにつながりかねません。快適で安心できる機能性を備えたデザインこそ、失敗を防ぐポイントといえるでしょう。

ポイント3:空間の印象を左右する照明計画

照明は、エントランスの雰囲気を大きく左右する要素です。

間接照明を使えば柔らかく落ち着いた雰囲気を演出でき、スポットライトを当てれば企業ロゴやアート作品を強調することができます。照明の色温度も重要で、暖色系は安心感や温かみを、白色系は清潔感や先進性を印象づけます。

さらに、照明は機能面でも欠かせません。明るさが不足すると来訪者が不安を感じやすく、逆に過度な明るさは落ち着きを損なう可能性があります。加えて最新のLED照明は省エネ効果が高く、長期的なコスト削減にもつながります。また、シーンに応じて調整できる調光システムを照明に導入すれば、時間帯やイベントに合わせた演出が可能です。

適切な照明計画はデザインを引き立てると同時に、企業のプロフェッショナリズムを強調する大切なポイントです。

ポイント4:素材選びで変わる空間の表情

床材や壁材などの素材選びは、空間全体の印象を決定づける重要な要素です。

木材は温かみや自然らしさを表現でき、来訪者にリラックス感を与えます。一方ガラスや金属はスタイリッシュで先進的な印象を強調でき、特にITやデザイン系企業に適しています。石材やタイルを取り入れれば、高級感や重厚感を演出できるでしょう。

また素材は見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮する必要があります。例えば大理石は高級感がありますが汚れやすいため、日々の清掃体制を整えることが欠かせません。カーペットは防音性に優れますが、定期的なクリーニングが必要です。

このように素材の選び方は企業の雰囲気を伝えると同時に、運用コストにも影響します。デザインと実用性の両面を考慮した素材選びが、失敗を防ぐ鍵となります。

ポイント5:グリーンやアートで魅せる空間演出

観葉植物やアート作品を取り入れることで、エントランスの印象は格段に向上します。

グリーンは空間に自然の潤いを与え、リラックス効果やストレス軽減効果も期待できます。特に壁面緑化や大型の観葉植物は来訪者の目を引き、心地よい第一印象を与える要素となります。一方アート作品は、企業の個性や価値観を表現する効果的な手段です。モダンアートを飾れば革新性を、クラシカルな絵画を用いれば伝統や格式を印象づけられます。さらに季節に応じてアートやグリーンを入れ替えると、常に新鮮で飽きのこない空間を演出できます。

重要なのは単なる装飾ではなく、企業コンセプトと調和させることです。適切に配置されたグリーンやアートは来客への印象を高めるだけでなく、社員にとっても心地よい環境づくりに貢献します。

3.デザインの費用相場と依頼の流れ

オフィスエントランスのデザインを検討する際に多くの方が気になるのが「どのくらいの費用がかかるのか」「依頼してから完成までの流れはどうなるのか」という点です。

ここでは、予算立ての目安となる費用相場と一般的な依頼のステップについて詳しく解説します。これらを理解しておけば計画段階からスムーズに進められ、余計なトラブルやコストの膨張を防ぐことができるでしょう。

オフィスエントランスデザインの費用相場の目安

オフィスエントランスのデザイン費用は、規模や仕様によって大きく変動します。

デザイン規模・特徴 内容例 費用相場の目安
小規模・シンプル ・小規模オフィス

・10坪前後

・壁面・床材の仕上げ変更

・簡易的な受付設置

100万~200万円
中規模・標準的 ・来客の多いオフィス

・20~40坪

・オリジナル受付カウンター

・照明計画

・サイン制作

200万~500万円
大規模・デザイン重視 ・大手企業や本社受付

・50坪以上

・特注什器

・デジタルサイネージ

・グリーン演出

500万~1,000万円
ハイグレード・

ブランディング重視

・ブランド価値強化を目的

・素材やアートをふんだんに使用

・オーダーメイド設計

1,000万円以上

一般的には100万円~500万円程度が目安とされますが、コンセプト性の高いデザインや特殊素材を使用する場合には、1,000万円を超えることもあります。例えば10坪程度の小規模オフィスのエントランスであれば、内装仕上げや簡易的な什器の設置で100万円前後に収まるケースが多いです。一方来客数の多い大規模オフィスでは、受付カウンターの特注制作や高度なセキュリティ設備、間接照明やデジタルサイネージの導入などが加わり、数百万円単位の投資が必要となります。さらにデザイン会社への設計料や監理費が別途発生する点も見落とせません。

こうした費用を把握しておくことで事前に予算を確保しやすくなり、業者選定の基準にもなります。重要なポイントは、「見た目の豪華さ」よりも「企業イメージとの一致」と「運用しやすさ」を重視して費用配分を考えることです。

依頼から完成までの一般的な流れ

オフィスエントランスデザインの依頼は、いくつかのステップを踏んで進行します。

【依頼から完成までの流れ】

問い合わせ・相談

ヒアリング(理念・希望・予算確認)

コンセプト提案・見積り

基本設計・詳細設計

施工(解体・下地工事・仕上げ・什器・照明)

完成・引き渡し(最終チェック・説明)

最初に行うのは問い合わせ・相談、ヒアリングです。ここで企業側は自社の理念や希望する雰囲気、予算感を伝えます。

次にデザイン会社はそれをもとに、コンセプト提案と見積りを作成します。この段階で複数社を比較検討し、自社に合ったパートナーを選ぶことが大切です。

その後正式に依頼すると、基本設計・詳細設計が行われ、デザイン案の図面やパース(完成イメージ)が提示されます。内容を確認し、修正点があれば調整を行い、合意が得られれば施工準備に移ります。施工段階では解体・下地工事から仕上げ、什器や照明の設置、セキュリティシステムの導入までを一貫して進めます。施工期間は規模によりますが、数週間から数か月程度が一般的です。

最後に完成後の引き渡しと最終チェックを経てプロジェクトが完了します。引き渡しの際には設備の使い方やメンテナンス方法の説明も受けられるため、長期的に快適に利用するためのポイントを理解しておくことが重要です。この一連の流れを把握しておけば、スケジュールの見通しが立ちやすくなり、計画的にプロジェクトを進めることができます。

4.【実例紹介】株式会社ホットスケープ様

株式会社ホットスケープ様のオフィス移転に伴う、エントランスおよびラウンジエリアへの映像・音響設備導入事例から、ブランド価値を高める空間づくりのヒントを豊富にご紹介します。

実例紹介:株式会社ホットスケープ様

実例から学ぶポイントまとめ

映像演出によるブランド印象の強化(アクリルサイン×プロジェクター映像)

機能性に配慮したラウンジ設備(電動スクリーン+後方映像卓)

省スペースでも十分な音響性能(コラムスピーカー+デジタルミキサー)

多目的利用を見据えた拡張性ある設計

短期施工によるスピーディな導入

ブランドをダイナミックに伝える映像演出

エントランスには、天井設置の液晶プロジェクターとメディアプレーヤーを組み合わせ、アクリル製のロゴサインに映像を投影する設計が採用されました。静的なロゴに映像が重なるよう演出することで、訪問者の視線を強く引きつける、洗練されたブランド表現が実現しています。

映像素材自体は他社制作ですが、動きのある映像+硬質なロゴ素材の組み合わせが、先進的かつ印象的なファーストインプレッションを創り出しています

ラウンジの機能性と快適性を両立した設備設計

ラウンジエリアには、120インチの電動巻上式スクリーンとプロジェクターを設置し、使用シーンに応じて映像表示が自在に切り替えられる空間が整えられています。プロジェクターは6200 lmおよび4000 lmの高輝度タイプが使用され、視認性の高い映像を確保しています。

また、エリア後方に映像卓を配置することで、スムーズで直感的な映像切替操作が可能となっており、セミナーやプレゼン、イベント開催時にも対応できる設計です。

コンパクト設計でも音響の迫力と操作性を確保

音響面では、省スペースで広域にクリアな音が届くコラムスピーカーを導入。スタイリッシュなデザインはエントランスやラウンジの美観を損なわず、音の届き方にも配慮された設計です。

また映像卓と並行して音響卓にも最新のデジタルミキサーを集約配置し、マイクやBGM、映像音声など多様な音源を一括管理できるオペレーション導線が確保されています。

空間が生んだ新たなコミュニケーション・拡張性ある設計

この設備導入によってオフィスは単なる業務スペースを超え、「社内コミュニケーションの場」や「自社イベントの開催」、「PRや体験の拠点」としても活用されるようになりました。

また内装の特性や設置環境を踏まえた上で、将来的な機材追加やバージョンアップにも対応可能な設計となっており、用途や技術の変化に応じた拡張性の高い空間づくりが実現されました。

ホットスケープ様 施工事例

工程も短期的にスムーズに完了

準備から施工・引き渡しまで、約10日間という短期間でプロジェクトが完了しました。ヒアリングから設置、最終チェックまで迅速に進められたことで、導入効果をすぐに享受できた点も大きなメリットです。

5.まとめ

オフィスエントランスは企業の第一印象を決める重要な空間であり、ブランドイメージを伝え、来客に安心感を与え、社員のモチベーションを高める役割を担います。失敗しないためには、コンセプト設定や機能性、照明、素材選び、グリーンやアートの活用といったポイントを押さえることが大切で、費用相場や依頼の流れを理解すれば、計画的に進められます。また映像や音響を組み合わせた演出はブランド価値を強化する有効な手段です。

この記事を参考に、自社らしい理想のエントランスづくりを実現してください。

この記事の著者

AVシステム・オフィス内装考察家川端 こうき

AVシステム・オフィス内装考察家

川端 こうき

数多くのオフィス内AVシステム、音響、映像工事や内装工事の現場を見てきた経験から、読者が損や失敗をしないように情報を発信しています。
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