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総務部・管理部経験者にアンケート実施!オフィスのAV・内装工事に関するニーズと課題とは?

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オフィス環境の整備において、AVシステムの導入や内装工事は重要な役割を果たします。特に総務部や管理部が業者選定を担う場面では、「どの業者に依頼すべきか」という判断が企業全体の業務効率や快適性に直結します。

本記事では、実際に業者選定に関わったことがある方々へのアンケート結果をもとに、業者選びの傾向や課題点、そして業者側に求められている改善点について紹介します。ぜひ今後の営業活動やサービス改善にお役立てください。

1.業者の選定方法:「紹介」と「実績」で信頼を判断

Q.AVシステム業者やオフィス内装業者との取引についてどのように業者選定をしていますか?またはしていましたか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

アンケートの結果を見ると、企業がAVシステムや内装工事の業者を選定する際、最も多く挙げられたのが「既存の取引先を利用」が半数を超える傾向にありました。やはり「過去の実績」に勝るものはないということでしょう。

特に初めてその分野の工事を担当する担当者にとっては、「失敗したくない」、「社内から責められたくない」といった心理的なプレッシャーが働くため、信頼できる情報源からの紹介を重視する傾向が強いようです。

ただし、既存の取引先ばかりを選定しているとマンネリ化はどうしても発生してしまう点やその業者の得意、不得意があるという点、費用の割高感等の問題もあるため都度選定を行うという方も散見されました。

Q.AVシステム工事やオフィス内装業者をどのように探していますか?または探していましたか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

また企業がAVシステムや内装工事の業者を探す方法として多く挙げられたのは「知人・取引先からの紹介」や「既存の取引業者」で、こちらも信頼性や実績を重視する傾向が見られます。さらに「WEBサイト検索」という回答も多く、既存の取引業者以外との技術力や価格帯などを比較していることも伺えます。今でもSEO対策やgoogle広告などはとても有効と言えます。

このようなアンケート結果から、業者側ができる対策や準備として、以下のような点が挙げられます。

業者側ができる対策・準備

・過去の施工事例を写真付きでWebや資料で紹介する

・顧客からの評価や口コミを公開する

・顧客紹介制度を導入して新規案件の入り口をつくる

信頼感を与える情報をしっかり整えることで、検討段階の企業に対して強くアピールできるでしょう。

2.業者変更の背景には「対応の不満」が

Q.付き合いのあるAVシステム業者やオフィス内装業者を変更したことはありますか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

Q.業者を変更、または変更しようとしたその理由を教えてください。

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

アンケートでは「業者を変更した経験がある、または変更を考えたことがある」と回答した方も多く見受けられました。変更を検討した理由として多く挙がっていたのは、「コスト削減」以外では、「対応が遅い」、「対応が悪い」、「柔軟性に欠ける」といったコミュニケーション面での不満です。

また、「担当者のレスポンスが悪く、意思決定に時間がかかる」という声も見られました。これによって進行中のプロジェクトがスムーズに進まないことへの不満がたまっていることがうかがえます。

こうした問題に対して業者が取るべきアプローチは以下の通りです。

・担当者にある程度の裁量を持たせ、現場で即応できる体制を構築する

・トラブル発生時の対応フローを事前に整備しておく

・コミュニケーションの頻度と質を高める(定例報告やチャットツールの活用など)

こうした配慮によって顧客との信頼関係を強化し、長期的な取引につながりやすくなります。

3.業者選定の決め手は「価格」と「対応力」

Q.AVシステム工事やオフィス内装業者の業者選定をする際、最も重視するポイントは何ですか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

工事業者を選ぶ際、企業担当者が重視するポイントとしては「コストパフォーマンス」、「対応のスピード」、「柔軟な提案力」が挙げられます。特に中小規模の企業では予算の制約があるため、価格が明確で納得感のある提案が求められています。

Q.AVシステムの導入、オフィス内装工事を検討する際、予算設定の方法についてどう決めていますか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

アンケートには「そもそも予算設定をしていない」という回答も見られました。これは、企業によってはAV機器や内装の相場感を持っておらず、価格帯の目安がつけられないという実情を表しています。

このような顧客に対しては、以下のようなアプローチが有効です。
・価格帯ごとの施工パッケージを用意して提示する
・初期費用だけでなく、維持管理費まで含めた見積もりを提示する
・「なぜその価格になるのか」を丁寧に説明する

見積書に透明性があり、かつ顧客に寄り添った提案ができる業者は、高く評価されやすくなります。

4.顧客が感じている課題と今後の期待

アンケートを通じて、AVシステムや内装工事に対する企業側の課題や、業者に期待する点も明らかになりました。

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

このアンケートの中で最も多かったのが「価格が不透明・変動が多い」という回答です。価格に対する不信感は、見積もり内容と実際の施工内容の整合性が取れていない、もしくは説明が十分でない、事前説明との情報乖離等に起因している可能性が高いと考えられます。

また、「見積もりや提案が遅い」、「営業担当者の対応/レスポンスが悪い」といった回答も多く、担当者とのコミュニケーションに課題を感じているユーザーが一定数存在していることがうかがえます。こうした結果からは、「担当者のレスポンスが悪く、意思決定に時間がかかる」という実務上の支障が顧客側にとって大きなストレスとなっている実態が見えてきます。

さらに、「トラブル対応が遅い」、「施工のクオリティが低い」といった施工面に関する不満も一定数見られました。これによって顧客との信頼関係が築きづらくなり、結果として初回の契約に留まってしまうリスクも高まります。特に専門的な工事内容について説明不足のまま進行してしまうことで、顧客側が「担当者の説明が専門的すぎて理解しづらい」と感じる状況が生じていると推測できます。

まとめると、以下のような課題点が挙げられます。

課題点
・担当者の説明が専門的すぎて理解しづらい
・担当者のレスポンスが悪く、意思決定に時間がかかる
・施工内容と見積もりの整合性が取れていない

Q.今後、AVシステム業者やオフィス内装業者に改善してほしい点や期待することは何ですか?

有効回答数:総務部/管理部経験者166名

このアンケートの中で最も多かったのが、「提案の幅を広げて、より柔軟なプランを提供してほしい」であり、これは従来の画一的なサービス提供に対する不満を示すものと考えられます。顧客の課題や業種ごとの事情に即した柔軟な対応を望む声が強まっており、業者には従来の“御用聞き型”から一歩進んだ“コンサルティング型”の提案姿勢が必要です。

次に多かったのは「施工後のアフターサポートを強化してほしい」という回答です。AV機器や内装設備は導入後の運用フェーズでトラブルや改善要望が発生することも多く、納品後のフォロー体制が企業側の安心材料となることがうかがえます。こうした背景から、「施工後の保守点検や相談対応」といったアフターサービスの充実が期待されています。

また「最新技術の情報提供をもっとしてほしい」という回答も多く寄せられました。これは、日々進化するAV技術やオフィス環境改善ソリューションに対して、発注側がキャッチアップしきれていないことを示しています。特に専門知識を持たない担当者にとって、最新の選択肢を“わかりやすく丁寧に説明してくれる存在”へのニーズが高まっている証です。

さらに「見積もり・契約の透明性を高めてほしい」という回答からは、業者から提示される費用や条件が分かりづらいという課題が見受けられます。そのため、非専門家でも理解できるように、丁寧かつ論理的な説明を行うことが求められているといえます。

 まとめると、企業側は業者側に以下のような点を期待していることがうかがえます。

 今後業者に期待されること
・非専門家でも理解できる丁寧な説明
・提案型の営業スタイル(「御用聞き」ではなく「コンサル的」な姿勢)
・施工後のアフターフォロー(保守点検や運用相談など)

これらは「価格競争」だけでなく、「提案力」や「総合対応力」も企業が重視していることを示しています。業者としては工事そのものだけでなく、顧客との信頼関係構築にも注力していくことが求められます。

5.まとめ

今回のアンケート結果から、オフィスのAVシステム工事や内装工事に関わる企業担当者が、業者選定において何を重視しているかが明確になりました。信頼できる紹介元や過去の実績に加え、コミュニケーションの質、迅速な対応、そして価格の納得感が、発注側の意思決定に大きな影響を与えていることがわかります。

業者側としては、これらの声を現場に活かし、「相談しやすく、わかりやすく、頼れる存在」として、顧客との関係を深めていく必要があります。時代に合った柔軟な対応力と顧客視点のサービスを磨くことで、選ばれる業者としての地位を確立できるでしょう。

この記事の著者

AVシステム・オフィス内装考察家川端 こうき

AVシステム・オフィス内装考察家

川端 こうき

数多くのオフィス内AVシステム、音響、映像工事や内装工事の現場を見てきた経験から、読者が損や失敗をしないように情報を発信しています。
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