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【決定版】会議室モニター設置ガイド!失敗しない選び方と設定方法

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会議室にモニターを設置したいものの、どのサイズや解像度を選べば良いか、設置方法や配線の工夫など判断に迷っていませんか。間違った選び方をすると「小さすぎて見えない」「接続が不安定」「設置後の見た目が悪い」といった不満が生じ、生産性低下にもつながります。

本記事では、会議効率やオンライン会議の質向上、企業イメージアップといった導入メリットを整理し、画面サイズ・解像度・接続方法・機能・設置方法の選び方を詳しく解説。さらに自社設置と業者依頼の判断基準や費用相場、目的別おすすめ製品タイプも紹介します。

1.会議室にモニターを設置するメリット

会議室にモニターを導入することは、単に映像を映し出すだけではなく、会議の効率化や参加者の理解促進、さらには企業イメージの向上に大きく貢献します。

ここでは会議室にモニターを設置する具体的な3つのメリットについて解説します。

メリット1:会議効率の大幅な向上

会議室にモニターを設置する最大のメリットは、会議効率の改善です。

紙資料を人数分印刷して配布する従来の方法では、印刷の手間やコストがかかり、参加者もページをめくる手間で集中力が途切れがちでした。モニターがあれば、資料を画面に映し出すだけで全員が同じ情報を同時に確認でき、理解のスピードが揃います。またデータ更新や修正があった場合も即座に反映できるため、ペーパーレス化と効率化を同時に実現できます。さらに動画やグラフなどの視覚的な資料を使うことで複雑な情報も直感的に伝わりやすくなり、会議の質そのものが向上します。

メリット2:オンライン会議の円滑な進行

リモートワークが定着した現在、オンライン会議は欠かせません。モニターを導入することで、遠隔参加者の映像や資料を会議室全員で見やすく共有できます

小さなノートPCの画面を数人で覗き込むのとは異なり顔の表情や資料の細部まで確認できるため、意思疎通の精度が向上します。これによって発言のしやすさや会議全体の一体感が高まり、コミュニケーションの質が大幅に改善されます。またモニターにカメラやマイクを連動させれば、対面とオンラインのハイブリッド会議もスムーズに運営でき、場所に縛られない働き方をサポートします。

メリット3:企業ブランディングへの貢献

会議室は社内メンバーだけでなく、取引先や来客を迎える場でもあり、そこに最新のモニターを設置することで、企業の先進性や信頼感を示すことができます

スタイリッシュなデザインのモニターは空間を洗練された印象に変え、顧客にポジティブなイメージを与える効果があります。また社員にとっても快適で使いやすい環境が整っていることは働きやすさにつながり、モチベーションの向上にも寄与します。

会議室のモニター設置は単なる業務効率化だけでなく、企業のブランド価値向上に直結する投資といえるでしょう。

2.失敗しない会議室モニター選びの5つのポイント

会議室にモニターを導入する際、適切な基準を知らずに選んでしまうと「サイズが合わない」「画質が粗い」「接続が安定しない」といったトラブルにつながります。

ここでは、失敗しないために必ず確認すべき5つのポイントを解説します。

会議室モニター選びの5つのポイント

画面サイズ
解像度
接続方法
追加機能の有無
設置方法

画面サイズの選び方

モニターのサイズは、会議の見やすさを左右する最重要ポイントです。

視聴距離(最前列) 推奨モニターサイズ 利用シーンの目安
約1.5m 40インチ前後 小規模会議室(4〜6名程度)
約2.0m 50〜60インチ 中規模会議室(6〜10名程度)
約3.0m 65〜75インチ 大人数会議室(10〜20名程度)
約4.0m以上 80インチ以上 大型会議室やセミナールーム

一般的に、最前列の視聴距離の約2〜3倍が画面サイズの目安とされています。例えば最前列から2m離れている場合は50〜60インチ程度が適切です。会議室の奥行きが長く、大人数が参加する場合は、70インチ以上の大画面が推奨されます。逆に小規模会議室では、40インチ前後で十分です。

サイズが小さすぎると資料の文字が見づらくなり、大きすぎると圧迫感を与えるため、部屋の広さや参加人数に合わせて選ぶことが重要です。

解像度の選び方

モニター解像度は「映像の鮮明さ」を決定します。

解像度 メリット デメリット おすすめの利用シーン
フルHD

(1920×1080)

・コストが安い
・多くのPCや周辺機器に対応
・動作が軽く扱いやすい
・細かい文字や図表は粗く見える
・将来的に物足りなくなる可能性
・小規模会議室

・一般的な資料共有

・価格を抑えたい場合

4K

(3840×2160)

・細部まで鮮明に表示
・グラフやCAD図面、デザイン資料に最適
・大画面でも高精細
・価格が高め
・接続機器やケーブルも4K対応が必要
・大規模会議室

・精密資料を扱う会議

・長期的な投資を重視する場合

フルHD(1920×1080)はコストを抑えられ、小会議室や簡単な資料共有に適しています。一方、4K(3840×2160)は細部までクリアに表示でき、細かな数値やデザイン資料を扱う場面に最適です。ただし、4Kを活かすにはPCや接続機器も対応している必要があります。

フルHDは価格・互換性の面で導入しやすく、4Kは将来的な活用を考えた投資価値があるといえるでしょう。用途や会議内容に応じて最適な解像度を選ぶことが、満足度を高めるポイントです。

接続方法の種類と特徴

接続方法には有線と無線があり、それぞれ利点があります。

接続方法 メリット デメリット おすすめの利用シーン
有線接続

(HDMI・DisplayPortなど)

・映像・音声が安定
・遅延が少なく高画質・高音質を維持
・大人数や長時間の利用に安心
・ケーブルが邪魔になる
・配線工事が必要な場合がある
・定例会議

・大人数でのプレゼン

・重要な商談

無線接続

(Wi-Fi・ワイヤレスアダプター)

・ケーブル不要でスマート
・複数人が順番に接続しやすい
・設置場所の自由度が高い
・ネット環境に依存しやすい
・映像に遅延や途切れが発生する可能性
・ブレインストーミング

・簡易ミーティング

・持ち寄り資料の共有

有線(HDMIやDisplayPort)は安定性に優れ、遅延や接続トラブルが少ないため、大人数会議や長時間利用に安心です。無線接続はケーブル不要で、複数人が順番に画面共有する際に便利です。ただしネットワーク環境に左右されやすいため、重要会議では不安定になる可能性があります。

理想は有線と無線の両方に対応できるモニターを選び、状況に応じて使い分けることです。柔軟な接続方法を確保しておくと、利用シーンの幅が広がります。

便利な追加機能

モニター選びでは「あると便利な機能」にも注目すべきです。

タッチパネル対応モデルであれば、画面に直接書き込んで議論を活性化できます。Webカメラやマイクを内蔵したモデルは、オンライン会議に必要な機材を別途用意する必要がなく、配線もスッキリします。さらに複数の端子を備えたモデルなら、PCやタブレット、外部機器を同時に接続できて柔軟性が高まります。

これらの機能は必須ではありませんが、会議のスタイルや用途に合わせて選択すれば、利便性が大幅に向上します。

設置方法の違いと注意点

モニターは設置方法によって使い勝手や印象が大きく変わります。

設置方法 メリット デメリット おすすめの利用シーン
壁掛け設置 ・省スペースで部屋が広く見える
・デザイン性が高く、来客時の印象が良い
・モニターが固定され安定感がある
・施工に壁の強度確認が必要
・設置場所を後から変更しにくい
・専門業者への依頼がほぼ必須
・固定レイアウトの会議室

・デザイン性を重視する応接室や役員会議室

スタンド設置 ・設置が容易で工事不要
・移動やレイアウト変更に柔軟に対応
・賃貸オフィスでも導入しやすい
・床スペースを取る
・ケーブルが露出しやすい
・転倒防止対策が必要
・複数の会議室でモニターを共用

・柔軟にレイアウトを変える会議室

 

壁掛け設置は省スペースでスタイリッシュな見た目を実現できますが、壁の強度や施工技術が必要です。一方、スタンド設置は移動や設置変更が容易で、レイアウト変更に柔軟に対応できますが、スペースを取るため狭い会議室には不向きです。

導入前に「部屋の広さ」「レイアウト変更の頻度」「見栄え重視かどうか」を確認し、適した設置方法を選ぶことが大切です。

3.モニター設置方法ガイド

会議室のモニター設置には「自社で行う方法」と「業者に依頼する方法」があります。設置の難易度や安全性、仕上がりの美しさを考慮すると、状況によって最適な選択肢は変わります。

ここでは判断基準や注意点、費用相場について詳しく解説します。

自社設置が向いているケース

比較的小型のモニターをスタンドに設置する場合は、自社での設置が現実的です。

スタンドタイプは壁に穴を開ける必要がなく設置場所を変えやすいため、導入後のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。またシンプルな配線で済む場合や、会議室の利用頻度が低いケースでは、専門業者に依頼するコストを抑えられるメリットがあります。

ただし重量のあるモニターや頻繁に利用する会議室では、自社設置だけでは耐久性や安全性が不安となる場合もあります。小規模で簡易な利用に限ることを前提に判断すると良いでしょう。

業者依頼を強く推奨するケース

大型モニターや重量のある機種を壁掛け設置する場合は、業者依頼が必須といえます。

壁に穴を開けて固定金具を取り付けるため、壁の強度を正確に判断する必要があり、素人では危険が伴います。また配線を壁内や床下に隠して施工すると見た目がすっきりし、プロならではの美しい仕上がりが得られます。さらに設置後に起こりがちな「映像が映らない」「接続が不安定」といったトラブルにも、業者によるサポートがあれば安心です。

頻繁に利用する会議室や顧客を迎える空間では、プロの施工を選ぶのが賢明です。

自社設置の注意点

自社で設置する際は、必ず壁の強度とモニターの重量を確認しましょう。

耐荷重を超えると落下の危険があり、事故につながります。また配線は床をまたぐ形で放置せず、ケーブルカバーを用いて安全性を確保することが大切です。

さらに見た目の整え方も重要で、配線が散らかっていると印象を損ねるだけでなく、つまずきなどの事故リスクも生じます。設置の手軽さを重視しつつも、安全性と美観を意識した対応を心掛けることが求められます。

業者依頼のメリット

業者に依頼する最大のメリットは、安全性と品質の確保です。

プロの施工技術により、モニターがしっかり固定されて長期的に安心して利用できます。また配線処理が美しく仕上がるため、会議室全体がスマートな印象になります。さらに設置後のアフターフォローを受けられることも大きな利点で、トラブルが発生した際に迅速に対応してもらえるため、業務への影響を最小限に抑えられます。

信頼できる業者を選べば、導入コスト以上の安心感を得られるでしょう。

業者依頼の費用相場と流れ

費用相場はモニターのサイズや設置方法によって異なります。

設置方法 費用相場(目安) 特徴
スタンド設置(簡易) 2〜5万円 組立・簡易配線のみ。短時間で完了するケースが多い
壁掛け設置(中型〜大型) 5〜10万円 壁の強度確認や金具固定を含む。専門スキルが必要
壁内・床下配線あり 10〜20万円 美観重視の施工。配線を隠してスッキリ仕上げられる
大型・特殊施工(100インチ級) 20万円〜 特殊金具や補強工事が必要。安全性と耐久性を重視

一般的に、スタンド設置で数万円、壁掛け設置で5〜10万円程度が目安です。配線を壁内や床下に通す場合は追加費用が発生し、トータルで10〜20万円になるケースもあります。

依頼の流れは、まず現地調査で壁の強度や配線ルートを確認し、その後見積もり提示、正式契約、施工、最終確認というステップを踏みます。あらかじめ複数業者から見積もりを取り、価格と対応内容を比較することが失敗を防ぐポイントです。

【依頼の流れ】

① 問い合わせ・相談

② 現地調査(壁の強度・配線ルート確認)

③ 見積もり提示

④ 契約・日程調整

⑤ 施工(設置・配線・動作確認)

⑥ アフターフォロー(トラブル対応・調整)

4.【目的別】会議室におすすめのモニター製品タイプ

会議室に導入するモニターは、利用目的や会議のスタイルによって適した種類が異なります。

ここでは、一般的な資料共有からブレインストーミング、柔軟な運用まで、代表的な3タイプを紹介します。

業務用ディスプレイ|シンプルな資料共有に最適

業務用ディスプレイは、会議室で最も一般的に利用されるモニターです。

家庭用テレビとは異なり長時間の連続使用に耐えられる設計がされており、耐久性が高い点が大きな特長です。

また4K解像度や複数の接続端子(HDMI、DisplayPort、USBなど)を備えているため、PCやタブレットを簡単に接続して利用できます。映像の鮮明さが求められるプレゼンテーションやデータ共有に向いており、特に「シンプルに画面を映して共有したい」という会議におすすめです。比較的コストを抑えて導入できる点も魅力で、標準的な会議室の多くに最適な選択肢といえるでしょう。

電子黒板(インタラクティブディスプレイ)|議論を活性化させる

電子黒板はモニターにタッチパネル機能が搭載されており、画面に直接書き込みや操作ができる高機能モデルです。

会議中にアイデアをその場で書き込み、保存や共有が可能なため、ブレインストーミングやワークショップ形式の会議に最適です。またホワイトボードの機能をデジタル化した形なので、従来の板書と異なり消す必要がなく、議論の記録をそのまま残せるのも大きなメリットです。さらにリモート会議とも連携できるモデルもあり、遠隔の参加者と同じ画面を見ながら共同作業が可能です。アイデアを可視化しながら議論を進めたい企業にとっては、大きな効果を発揮するモニターといえるでしょう。

自立スタンド式モニター|柔軟な運用に対応

自立スタンド式モニターはキャスター付きスタンドに取り付けられており、部屋のレイアウトや利用目的に応じて自由に移動できる点が特長です。

固定設置と異なり、複数の会議室で共用したり、イベントや研修の際に別のフロアへ移動し使用したりすることも可能です。また設置工事を伴わないため、壁を傷つける心配がなく、賃貸オフィスでも導入しやすい点が魅力です。運用の自由度が高い反面、ケーブルの取り回しや転倒防止の工夫が必要ですが、用途に応じて効率的に活用できる柔軟性は大きな強みです。モニターを固定せず、多目的に利用したい企業におすすめのタイプといえます。

5.会議室モニターに関するよくある質問(FAQ)

モニター導入を検討する企業からは、接続方法や機器選びに関する具体的な疑問が多く寄せられます。
ここでは特に質問が多い3つのポイントについて、わかりやすく解説します。

Q. 古いPCでも接続できる?

多くの古いPCでも会議室モニターに接続可能です。ただしPCに搭載されている映像出力端子が重要な確認ポイントになります。現在主流の端子はHDMIですが、古いPCにはVGAやDVIしか搭載されていないケースもあります。その場合は、HDMI変換アダプターを使用することで、モニターとの接続が可能になります。ただし、変換の際に解像度が制限される場合があるため、画質を重視するなら注意が必要です。

導入前に「利用するPCの端子」「モニター側の入力端子」の両方をチェックし、必要に応じて変換器を準備することが、スムーズな接続のためのポイントです。

Q. モニターとプロジェクター、どっちがいい?

会議室の用途によって最適な選択は変わります。モニターは明るい環境でも鮮明な映像を映し出せ、電源を入れるだけですぐ利用できる手軽さが魅力です。少人数での打ち合わせやオンライン会議に特に向いています。一方、プロジェクターは100インチ以上の大画面投影が可能で、大人数の会議やプレゼン、セミナーなどに適しています。ただし、部屋を暗くする必要がある場合が多く、設置や調整にも手間がかかります。

まとめると、

小~中規模会議室=モニター

大規模会議やプレゼン=プロジェクター

と考えると判断しやすいでしょう。

Q. 複数のPCから画面を切り替える方法は?

複数のPCを接続し、必要に応じて画面を切り替える方法はいくつかあります。最もシンプルな方法は、モニター自体の入力切替機能を利用する方法で、リモコンや本体ボタンから操作可能です。より効率的に切り替えたい場合は「HDMI切替器」を導入すると便利で、複数の入力をワンタッチで切り替えられます。また、近年は「ワイヤレスディスプレイアダプター」を利用して、PCから無線で画面を共有する方法も増えています。この場合は専用アプリや端末操作で切替が可能となり、ケーブルを差し替える手間が不要です。利用シーンや会議のスタイルに合わせて、最適な切替方法を選ぶことが重要です。

6.まとめ

会議室にモニターを設置することは、会議の効率化やオンライン会議の円滑な進行、さらには企業ブランディングの向上に大きく貢献します。ただし、導入を成功させるためには、画面サイズ・解像度・接続方法・機能・設置方法といったポイントを正しく理解して選ぶことが欠かせません。自社での簡易設置が可能なケースもありますが、大型や壁掛けタイプは業者依頼が安心です。また、目的に応じて業務用ディスプレイや電子黒板、自立スタンド式などを選ぶことで、利用シーンに最適化された環境が実現できます。

この記事を参考に、失敗のない導入を進め、快適で生産性の高い会議室を整えてください。

この記事の著者

AVシステム・オフィス内装考察家川端 こうき

AVシステム・オフィス内装考察家

川端 こうき

数多くのオフィス内AVシステム、音響、映像工事や内装工事の現場を見てきた経験から、読者が損や失敗をしないように情報を発信しています。
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